本作"snow bird"は、作詞・作曲、ヴォーカルはもちろん、レコーディングから
マスタリングに至る作業をほぼピアナ自身が一人で成し遂げた
正真正銘の意欲的なソロ・アルバムです(一部、岩下が参加)。
全編を通して漂う、少女の独白にも似た内省的な歌。
そしてそれを取り巻くように舞い散る、控えめで、
しかしどこかファニーなバックトラック。
それらは、ややもすると見逃してしまいそうな
世界の小さな機微たちを、彼女が自分自身の音楽という
みずみずしい掌でそっと、壊さないように掬い上げているかのように
聞こえるかもしれません。
ピアナが信じ夢想する、優しくもどこか危うい
ナチュラル・ボーン・エステティクスの世界を、
貴方自身のオープンな耳と感性で確かめてみてください。
コメント:
雪の結晶が創られる工場ではいつも強い風の音が
遠い昔から響く声のように聴こえた
蛾の鱗粉が銀色に輝き
薄い氷の上にゆっくりと落ちた
忘れた春の思い出
雪の結晶に秘密を打ち明けて
手のひらで溶かし 空にかえした
world's end girlfriend
指紋がそうであるように人の声質もひとりひとり
まったく違うように思います。
「かなり特殊な声質の持ち主」であろう
このアルバムの製作者。
イヤがうえにも個性が溢れかえるその魅力を
全開に発揮したこのファーストアルバム、
グッとくるに決まっています!
hidenobu ito(flyrec)
|