GNU(ヌー)の通算三作目となるアルバム「suro(スロ)」。
日本を代表するインプロヴァイザーの一人としても 活躍するサックス奏者・大蔵雅彦を中心に優れた演奏家5名による、ジャズをベースとした全くオリジナルなバンド・アンサンブルを展開するGNUは、
そのエキサイティングでどこかファニーなライヴ・アクトで各所から支持を集め続けています。
「suro」は、前作「midnight breakfast」(cubicmusic06)発表直後から 現在までの二年間を余さず費やして完成された意欲的なアルバムです。
今作では、シーケンサーを用いて作曲されたアクロバティックな構成を 完璧に再現するという手法をベースに、ミックス・ダウン前の編集作業が
今まで以上に大胆な形で導入されています。 冒頭からヒューマン・ヴァイブレーションとトリッキーなビートが疾走する
力強い楽曲群は、ポスト・ファンクとでもいうべきオリジナリティとインパクトを放ちます。
一方で、Tsuki no waのサックス奏者・伊藤匠をゲストに迎えての 二本のサックスによる感傷的な輪唱が心に沁みる「round2」を皮切りに、
一転してメロウな展開を示すアルバム後半部では、 彼らの音楽的な深みをひときわ顕著に示しています。
耳と体のためのNEXT WAVE of JAZZ, FUNK and OTHER MUSICがここに完成しました。
大蔵雅彦: alto sax, bass clarinet, bass tube, electronics
塚本慎一: electric piano, organ
種石幸也: electric bass
熊田央: drums
イトケン: drums |